気を整える

多くの方が既に繰り返し言っていることですが、気を整えるということがとても大切です。

たとえば、モノを整頓するとき、気を配らずに単にモノを移動したとします。整頓したはずのモノが、どこに置いたのかわからなくなるということはありませんか。そうしたことが繰り返されて、いつまでも片付かないということがあるように思います。ぼくも、あります(笑)よくあります(爆)

空気という言葉があるように、何もない空間にも「気」は満ちています。つまり、すべてのモノにも気は宿っていると考えるのが、古来日本人の思想だったのではないでしょうか。そうした日本人の思想を封じ込めるために「氣」という文字を終戦後アメリカによって改めさせられたという考え方があります。このことが本当かどうかは、ぼくにはわかりません。

そして、「気」は実はエネルギーです。この「気」が、人のカラダにはもちろん、すべてのモノにもあります。この世界はエネルギーで満ちあふれています。モノだけではなく、空気や水、音や光もエネルギーです。このエネルギーを意識する、整えるというのが、気を整えるということです。

気の整っていない演奏は、ただの音の羅列です。どんなに完璧でも伝わってきません。

ふだんから、「気を整える」意識をもつことがどんなに大切かを伝えたくて、この文章を書いてみました。いかがでしょうか。

さて、以下は余談です。

お金もエネルギーです

経済というと難しいと思ってしまいますが、もともと経済の始まりは、それぞれが持っているモノを交換し、持っていない人にも分け合う物々交換から始まっています。

社会が複雑になるにつれて、物々交換だと面倒だから、お金というどんなモノにも替えられるものが生まれました。お金そのものの価値はモノと交換するときだけ生まれるエネルギーです。1億円だろうが、1円だろうが持っているだけではそこに価値はありません。

今の経済はこの仕組みがうまく働いていないように感じられます。つまり、お金というものが絶対的で、大きな数字を持つことに「気を奪われている人」が、どんどん多くなってきたように思います。一方では、お金を持っていないと不安定な立場に追いやられてしまうと思う人が増えてきているのも事実です。お金というエネルギーがスムースに動く社会がこれから生まれることを期待しています。

どんなときでも気を整えるということを忘れないようにしたいものです。

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