小雨のち晴れ エッセイ

小雨のち晴れ

数カ月ぶりに訪れたカフェに ご高齢のご夫婦   会話と飲み物を楽しむ   のぼり旗が休むことなく揺れ 小雨が降り始めた   ご夫婦が ゆっくりと歩いて 引き戸を開ける   趣ある路地に出ると お互いの手を取り合って またゆっくりと歩いて行く   心温まる場面にいる私は ただ幸せを感じる 詩:みなづき…
花信風 エッセイ

花信風

初めてが僕を迎える 春の風 胸に 吸い込んだなら さあやってみよう 初めてを恐れないように   背中を押してくれる風が 僕のやる気を目醒めさせる 花が咲き 若葉揺れ 春の訪れ   色とりどりの花が咲き 僕の目を奪う 強い風にも揺れては戻る 咲く花のように凛と立つ   やりたいことをやってみよう やり…
ステージ エッセイ

ステージ

姿を見せずに背中を押すもの それは進む方向が正しいことを 教えてくれていて   何も言わずにその場を去るもの それを追うつもりは毛頭ない さようなら ありがとう   新しい舞台に乗るとき 光を浴びて輝くとき たくさんの感謝を伝えられる   訪れた 幕開けのとき 詩:みなづき 以下は広告です。 「規格…
証 エッセイ

何十枚も 何百枚も 数え切れない程の 表彰状が 目の前にある   それは頑張って生きてきた証   その全てに目を通すのは いつになるでしょう   今日はその中の一枚を手に取って 何度も読み返す   あなたは自分の思いより 誰かの思いを大切にして 生きてきました   これからは あなたを一番大切にして…
一滴 エッセイ

一滴

澄んだ水となって 山草の隙間から 生まれくる   木々の合間からこぼれる 光をうけて 一滴一滴が 小さな水たまりを こしらえて   吹き抜ける風と共に 傾斜を下る   川の誕生を祝おう   やがてこの大地を地球を 守り潤す水のように   自分の思いも力も 惜しみなく溢れさせよう 詩:みなづき ※以下…
地球が輝く エッセイ

地球が輝く

地球の向こう側は 太陽の光に照らされて 今日と もうすぐさよならする人 美味しいランチを食べている人 日の出を待ちわびる人   夜の地球を こちら側から眺める 水平線からこぼれる オーラのような太陽の光を 目に焼きつけて   最初で最後の この瞬間 毎日が宝物   今 地球が輝く 詩:みなづき ※以…