エッセイ

リズムを大きく感じるということ エッセイ

リズムを大きく感じるということ

リズムが細かくなるほど難しく感じるというのは、音楽をやっている人の共通の悩みなのかな、と思います。なにより楽譜に表した時に、複雑に見えるということがあります。 ひとつひとつの音の動きを間違えないように、ていねいにしっかりと音にしようとすると、流れから取り残されてしまいます。そして「私はリズム感がない…
風と友だち エッセイ

風と友だち

トンビのルアハは、風と友だちです。時々、自分が風になったような気分で今日も空を舞っています。 いつも低く飛んでいるアルガと朝の挨拶です。アルガは海の表面すれすれを飛ぶのが大好きです。ルアハはゆっくりと円を描きながらアルガの近くに降りていきます。海のにおいがぐんと近くなる瞬間、風が変わります。少しバタ…
音痴なんかないよ エッセイ

音痴なんかないよ

音痴ってひどい言葉だね。言う方も言われる方も傷つくよ。カラオケの点数も気にしなくていいからね。ゲーム感覚でやるのはいいけどさ。ぼくも60点くらいの点取ったことあるから(笑)。 「私、音痴ですから。」って割と平気で言う人いるけど、そう言わなくていいよ。歌うことに自信がないだけだし、ふだん音楽を聞いて楽…
愛鈴朱さんからの手紙 エッセイ

愛鈴朱さんからの手紙

あるお母さんのもとに、高校生の娘さんからこんな手紙が届きましたと、便りをいただきました。掲載の承諾をいただきましたのでご紹介します。 高校1年生の愛鈴朱(ありす)さんは、障がいを持ちながら、日々懸命に生きています。迷ったり、悩んだり、叫んだり、泣いたりする毎日です。精いっぱいなのは、お母さんも同じで…
高い音【オカリナ編】 エッセイ

高い音【オカリナ編】

歌を歌う方、楽器を演奏する方で、「高い声が苦しい。」「高い音が出しにくい。」そう思っている方は多いと思います。澄んだきれいな高い声、張りのある高い音を聞くと、羨ましいと思うけれど、私には無理とあきらめていませんか。今回は、オカリナ編として、高い音をスムースに演奏するコツをお伝えします。 楽器の特性を…
身につけたい呼吸法について エッセイ

身につけたい呼吸法について

世間一般で言われている「呼吸法」には、リズムのとり方、力の入れ方、体の使い方などを細かく定めた、さまざまなものがあります。 呼吸とは、単純に息を吸って吐くだけです。それなのに、呼吸法と言われてもピンとこないかも知れません。また、楽器の演奏や歌を歌うには、腹式呼吸法(以下「腹式呼吸」)が大事だと聞いた…
みゆう発・電子書籍のススメ エッセイ

みゆう発・電子書籍のススメ

ぼくが最初のキンドル(Kindle Paperwhite)を購入して、10年以上が経ちました。このブログを読んでいただいている方の中には、電子書籍にもキンドルという名前にも、なじみが薄い方が多いかも知れません。キンドルというのは、アマゾンから発売されている電子書籍を読むための、文庫本くらいの大きさの…
楽譜なんかいらない エッセイ

楽譜なんかいらない

ぼくは、おもに大人になってから音楽を始めるようになった方々への音楽レッスンやグループ指導をするようになって20数年になります。その時にいつも感じていることがあります。それは、楽譜があるせいで苦労している方がたいへん多い、ということです。こういった場合、本当に楽譜って必要なんでしょうか。 もちろん、み…
上達する練習法 エッセイ

上達する練習法

音楽だけに限らず、レッスンを受けたり、練習をすることで、今よりもっとうまくなりたいと誰でも思うでしょう。 こうすれば必ず上達する練習法があると言ったら、その練習法を知りたいと思いませんか。 確実にできる目標を決めて、少しずつステップアップしていく 継続して定期的に根気よく練習する 録音したりアドバイ…
気を整える エッセイ

気を整える

多くの方が既に繰り返し言っていることですが、気を整えるということがとても大切です。 たとえば、モノを整頓するとき、気を配らずに単にモノを移動したとします。整頓したはずのモノが、どこに置いたのかわからなくなるということはありませんか。そうしたことが繰り返されて、いつまでも片付かないということがあるよう…