オカリナ

オクターブは同じ音? エッセイ

オクターブは同じ音?

楽譜では、低いドと高いドは違うところに書きます。 低いドと高いドの間には、順番に「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」があります。低いドの下や高いドの上にも同じように音が並んでいます。これはどうして、どちらもドって言うんでしょうか。これ以外にもドってありますか? これは、低音記号(へ音記号)のドと、高音記号(…
練習しなければならぬという呪文 エッセイ

練習しなければならぬという呪文

音楽に限らず、何をするにしても練習は必要です。時間があれば練習するに越したことはありません。ぼくが10代20代の頃は、「1日練習しなければ、取り戻すのに3日かかる。」と言われたものです。音楽の世界では、早期教育が効果的ということもよく言われます。「3歳からやって、大学を出た人にはかなわない。」と思わ…
素晴らしきアマチュア音楽の世界 エッセイ

素晴らしきアマチュア音楽の世界

誰でも、プロのステージの演奏に感激した経験があると思います。あんな風に堂々と演奏したいと憧れたり、あんな風にはなれないと諦めたり、自分を振り返って落ち込んだりしたこともあると思います。 音楽はリズムやメロディなど、心からの歌声に癒やされる時間です。そこに楽しみがあり、聞く人も、演奏する人も、プロでも…
視線の先に意識を向けて エッセイ

視線の先に意識を向けて

ぼくは人と話をするときに、できるだけまっすぐに前を見て、話す相手の目を見て話をしています。そのほうが、ちゃんと話を伝えられるし、聞いた内容も覚えられると思うからです。 視線が定まらない状態では、何をやっても集中できません。これは意識が視線の先に向くためです。 このことは音楽を演奏する時にも当てはまり…
大人になって音楽を始めるということ エッセイ

大人になって音楽を始めるということ

大人になって、それまで経験のないことを始めるというのは、楽しみな反面、苦労も多いことと思います。「もうちょっと早く始めていたらよかった。」とは、よく聞く言葉です。 特に音楽については、3歳からとか、5歳からとか、早い方がいいといった話を聞く機会が多いので、それくらいから習わないとだめなんじゃないかな…
オカリナを持つときの指 エッセイ

オカリナを持つときの指

指先がどの向きに曲がるか 右手左手どちらでもいいので、手のひらを大きく開いて見えるようにします。そのままグーを握るように5本の指先を曲げてみましょう。そのときに、指先が自然に曲がる方向をよく観察してください。オカリナを持って指穴をふさぐときには、このように指先を自然に曲げて、爪の裏側の柔らかい指紋の…
オカリナ教室でいつも最初にやっていること エッセイ

オカリナ教室でいつも最初にやっていること

ぼくが指導をしている、どのオカリナグループ、教室でも、最初にやることはだいたい同じです。なんのためにやっているのかということは、その都度説明をしているのですが、もっとちゃんと理解していただくために、この文章を書いています。 手っ取り早く内容を知りたいという方は、以下の動画で説明をしていますのでご覧く…
練習曲・休符から始める エッセイ

練習曲・休符から始める

楽譜の中に休符を見たときに、人は何を考えるのでしょうか。ぼくは20年以上オカリナなど、アマチュアの演奏グループの指導をしています。その中で、繰り返し何度も耳にするのが、フレーズが小節の途中から始まるときに、タイミングが合わないということです。 もしかしたら、休符の記号が頭では理解できていても、とっさ…
リズムを大きく感じるということ エッセイ

リズムを大きく感じるということ

リズムが細かくなるほど難しく感じるというのは、音楽をやっている人の共通の悩みなのかな、と思います。なにより楽譜に表した時に、複雑に見えるということがあります。 ひとつひとつの音の動きを間違えないように、ていねいにしっかりと音にしようとすると、流れから取り残されてしまいます。そして「私はリズム感がない…
高い音【オカリナ編】 エッセイ

高い音【オカリナ編】

歌を歌う方、楽器を演奏する方で、「高い声が苦しい。」「高い音が出しにくい。」そう思っている方は多いと思います。澄んだきれいな高い声、張りのある高い音を聞くと、羨ましいと思うけれど、私には無理とあきらめていませんか。今回は、オカリナ編として、高い音をスムースに演奏するコツをお伝えします。 楽器の特性を…