オカリナ教室でいつも最初にやっていること
ぼくが指導をしている、どのオカリナグループ、教室でも、最初にやることはだいたい同じです。なんのためにやっているのかということは、その都度説明をしているのですが、もっとちゃんと理解していただくために、この文章を書いています。
手っ取り早く内容を知りたいという方は、以下の動画で説明をしていますのでご覧ください(6分38秒)。この動画は2020年頃に公開した動画ですが、現在までに約6,000回視聴されています。それくらい、最初にどんな練習をやったらいいのか興味を持つ方が多いのだと思います。
最初のミの音
まず、最初にぼくが4拍カウントを数えて、全員で「ミ」の音を8拍伸ばします。なぜ最初に「ド」ではなく「ミ」の音で合わせるのかというと、すべての穴をふさいで出す「ド」の音は、意外と合わせにくいからです。そのため、最初は、両手を使って支えることができて、出しやすい「ミ」の音から合わせます。次にまた4拍カウントをして「ファ」の音を伸ばします。
一つ一つ呼吸を整えて音に意識を向けること、自分の音やお互いの音を聞くこと、その日のコンディションを確認することなどが目的です。
このようにして、高い「レ」の音まで合わせて吹きます。高い音ほど、指の位置、支え、息の強さなどにも注意を向けることになります。
最初の「ミ」に戻り、今度は下がって「レ」「ド」を合わせます。
そのあと、1拍ずつ、「ドレミファソラシド」と吹き、次に「ドシラソファミレド」と吹きます。このときタンギング、スラーについては特に指示はしません。
息を整える
真ん中の「ソ」の音を伸ばします。これは、ほとんどの人がリラックスして吹ける音です。ここまでの練習で音程もだいたい合ってきます。
この「ソ」の音の息づかいを基準として、そのままの息を保つようにして、「ソファミレドー」と吹きます。次に「ソラシドレー」と吹きます。やはりタンギング、スラーについては指示はしません。あくまで息と音に意識を向けて合わせるのが目的です。
ここまでがいつもやっていることです。これ以外にタンギングの練習や離れた音程の練習、半音の練習などを必要に応じて行います。また、練習曲をやることもあります。
音を大事にするということ
音楽でいちばん大切なのは、音の魅力ということです。音色や音の表情を常に意識して磨くことは、他のどんなことよりも大切だと思っています。
この文章で伝えたいことは、オカリナだけでなく、他の楽器、ボーカル等のレッスンでも共通する部分はあると思いますので、参考にしていただければ幸いです。
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