イメージトレーニングの重要性
イメージトレーニングは、スポーツの世界で練習によく取り入れられていますが、実は音楽の練習でも重要です。
実際に声を出す、音を出す、弾いてみる、他の人と合わせるというのは、もちろんとても大切です。
そのどれもできないとき、イメージトレーニングを取り入れてみましょう。
イメージトレーニングは、他の方法では練習できないから、ただ仕方なくやるのではなく、とても大きな意味があります。
例えば楽譜を見ながら他の人に合わせて楽器を演奏するというのは、ふだん音楽に触れていない方にとっては、とても情報量が多くて、目が回るほど疲れることです。なぜなら、目も耳も使って頭も使い、指も使い、呼吸も使い、カラダをも使うからです。
イメージトレーニングでは、音の動きだけ、楽譜の譜読みだけ、指の動きだけ、呼吸だけ、リズムだけの練習ができます。こうして、さまざまなイメージを重ね合わせて練習することで、バランスの取れた練習ができます。実は音楽の練習ではこうしたイメージトレーニングがとても重要なのです。
ある日、ぼくはプロのギタリストの方のすぐ左隣で演奏を聞く機会がありました。その人は、ウィリアム・カネンガイザーという方で、コンサートの打ち上げでたまたま席が隣になったのでした。カネンガイザーさんの左手の動きを見ていて、ぼくがギターを弾くときには、力強くぎゅうっと握りしめていた左手の動きが間違っていることに気づきました。カネンガイザーさんの左手の親指の動きは、まるで木から木へ飛び移るリスのシッポのようでした。
このときの強烈なイメージのお陰で、ぼくはギターを弾くのがとても楽しくなりました。
ギターだけではなく、本物のプロの演奏を間近で聞くことで、イメージが広がるということは何度もありました。
イメージトレーニングのやり方は、それぞれが受け取ったイメージを元に自由にやってみるといいと思います。ぼくのようにプロの方の演奏からヒントを得ることもあるでしょう。まったく関係のない場面で、ふとした気付きからイメージが得られることもあるでしょう。
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