オクターブは同じ音?
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楽譜では、低いドと高いドは違うところに書きます。
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低いドと高いドの間には、順番に「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」があります。低いドの下や高いドの上にも同じように音が並んでいます。これはどうして、どちらもドって言うんでしょうか。これ以外にもドってありますか?
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これは、低音記号(へ音記号)のドと、高音記号(ト音記号)の上のドです。これより他にもドの音はあります。同じドと呼ぶ音ですが、ぜんぶ音の高さが違うドです。
ハ長調のドをCと呼びます
ここまでドと呼んでいたのは、正確に言うと「ハ長調のド」の音です。ドの音は調が変わると位置が変わります。
本当です。
ややこしいですね。
ドはドじゃん!って思っていてもぜんぜん構いません。
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だから、これを「ファ、ソ、ラ、シ・フラット、ド、レ、ミ、ファ」と呼ぶのはアリです。
どっちにしても、ややこしいことになりそうなので、最初にドと呼んだ音をこれから先の説明では「C(シー)」と呼ぶことにします。ドの音は調が変わると呼び方が変わることがありますが、Cの音はいつもCです。
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最初に出てきた4つのドの音を低い方から順番に並べてみました。
番号がついているのがわかりますね。音が高くなるほど、番号が増えていきます。ピアノの鍵盤で説明すると、C4は真ん中の音で、C0は一番左端より低い音、C8は一番右端にある音です。
どの音を鳴らしても、ちゃんとハ長調のドに聞こえます。これを「オクターブ」と呼んでいます。
「オクターブ」というのは、「8番目の音」という意味で、ドレミを順に数えていくと、8番目にドが出てきます。
オクターブの関係は、ド以外の音も同じです。
おとなと子ども、男性と女性
ここからは、ぼくの想像です。遠い昔、おとなと子ども、あるいは男性と女性が同じメロディを歌ったときに、自然にオクターブの関係が生まれたんじゃないかと思います。同じ音の高さでメロディを歌うことを「ユニゾン」と言いますが、これは「ひとつの音」という意味です。ユニゾンは、オクターブが違っていても、同じメロディとして捉えられます。ユニゾンは一人の声よりも、力強く一体感が生まれます。
ベテランも初心者も
一緒にユニゾンを楽しみましょう。一人より二人、そして何人でも。ユニゾンなら一体となって、メロディを奏でることができます。
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ここからは、広告です。この本、ぼくも読みました。