タブレットで楽譜を見るためのステップ(その1)

楽譜ってバラバラしがちだし、探すのが大変だったり、風で飛んだり暗い場所だと見えなかったりします。その点、タブレットを使うと、何千曲あっても整理できて、探すのもリストを作ってまとめるのも簡単だし、風で飛ばないし、暗い場所でもよく見えます。

とても便利なので今ではタブレットで楽譜を見るという人も増えていますね。グループで共有するのも簡単です。ただし、共有する方法については、著作権のこともありますので、後日まとめてお伝えすることにします。

ステップ1:タブレットを購入しましょう

当たり前ですが、タブレットがないことにはどうしようもありません。タブレットを買いましょう。既に持っているよという方はステップ2に進んでください(ステップ2は後日)。

でも、どのタブレットを買ったらいいのか迷いますよね。値段もいろいろだし。

まずは画面サイズです。画面サイズが小さいと見づらいでしょう。10インチ以上は必要かなと思います。ぼくは2010年5月28日に初代iPadを購入しました。このときの画面サイズは9.7インチでした。この画面サイズでだいたいB5くらいです。

それまでは、楽器と一緒に楽譜本やファイルを何冊もスーツケースに入れて持ち運んでいたので、その重さ、苦労から解放されてとてもうれしくて、数日後のステージ演奏の本番で早速使いました。

今使っているのが、2019年に買ったiPad Proの12.9インチで、これがiPadとしては4台目になります。だいたい3年から5年くらいのペースで買い替えています。なので次を考えてはいますが・・・。ちなみに12.9インチでA4の楽譜と同じくらいの大きさで見えます。

やっぱり一番のオススメはApple iPad Pro 12.9 (13)なんですが、今となっては高機能過ぎて、20万円を超えちゃいます。パソコンより高いっていうのは、正直高すぎますね。

2番目にオススメなのが、iPad Air 13インチモデルで12万円台から。これとて高いですね。

そこで今考えているのは、Androidタブレットです。これなら、12インチサイズでも5万円以内で購入できます。もし、もう少し安くと思われたなら、5年前くらいの中古のiPadで10インチサイズ、Androidタブレットで10インチサイズがいいでしょう。これなら3万円台くらいで購入できます。

意外と最初のハードルが高いと思ったでしょうか。Appleがいいのは、条件が合えば無利子でローンが組めるというところでしょうか。月々数千円で購入できるということならハードルがぐんと下がりますね。

楽譜を見るだけなら中古でも構わない

せっかくタブレットを買ったのなら、ネットを見たり、本を読んだり、ゲームをしたり、文書も作れるし、アプリもいろいろ使えます。それならやっぱり新品で、ある程度画面が大きくて使いやすいものを選びたいところですね。実際パソコンがいらないくらい高機能なタブレットが増えてきました。

でも、楽譜を見るだけって割り切れば、中古でもだいじょうぶです。目安は3年から5年前に発売された製品ですね。それ以上古くなると、極端に安くはなりますが、使いづらいかも知れません。実際、ぼく自身は5年前に買ったタブレットを今も使っています。いずれ買い替えようと思っていますが、あと3年くらいは使おうと思っています。大事に使えば、7〜8年くらいは使えます。それ以上というのは稀(まれ)かなと思います。

Wi-Fiモデルでいいですよ

時々「タブレットって月々いくらかかるんですか。」ということを尋ねられます。ローンで買ったのなら、月々の支払いはありますが、どうやらそういう意味ではないようです。スマホと同じようにタブレットを買うと月々通信料がかかると思われている方がいるようです。

もちろんスマホと同じような契約をすれば通信料はかかりますが、自宅でインターネットのWi-Fiがつながっていれば、タブレットも自宅のWi-Fiにつなぐことができます。その場合は、タブレットに関しては料金はかかりません。

楽譜を見るために購入するのであれば、契約が必要なタブレットではなく、Wi-Fiモデルのタブレットを購入しましょう。

楽譜用に使えないタブレット

タブレットの中には、「電子書籍リーダー」という種類のものがあります。その名の通り、電子書籍を読むためのタブレットです。アマゾンのキンドル(kindle)、楽天のコボ(kobo)などが有名です。

あるいは「電子ペーパー」「デジタルペーパー」「電子メモ」という種類のタブレットもあります。かなり安価な製品もあります。こういった製品は楽譜用には使いづらいと思って間違いありません。もちろん工夫すれば使えなくもないのですが、楽譜用のファイルを作る必要があったり、取り込むのが難しかったりとそもそもの用途が違うために余計な手間がかかってしまいます。

これ以外にもタブレットにもなるパソコン(ウィンドウズなど)もキーボードやマウスが必要な場面が出てくることが多く、楽譜用には向いていません。

iPadか、Androidタブレットの二択と覚えておくといいでしょう。

(ステップ2につづく)

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