意識

あたまとからだ エッセイ

あたまとからだ

 暗譜の話をすると、あたまの中に記憶を詰め込むイメージを持たれることが多い。ぼくの例で言えば、そんなに記憶容量は多くはありません(きっぱり!)。  からだは記憶に頼らない無限の可能性という入れ物です。  たとえば初めて自転車に乗ろうとがんばっていた頃を思い出してください。右足、左足というふうにあたま…