みゆう(管理人)

一滴 エッセイ

一滴

澄んだ水となって 山草の隙間から 生まれくる   木々の合間からこぼれる 光をうけて 一滴一滴が 小さな水たまりを こしらえて   吹き抜ける風と共に 傾斜を下る   川の誕生を祝おう   やがてこの大地を地球を 守り潤す水のように   自分の思いも力も 惜しみなく溢れさせよう 詩:みなづき ※以下…
地球が輝く エッセイ

地球が輝く

地球の向こう側は 太陽の光に照らされて 今日と もうすぐさよならする人 美味しいランチを食べている人 日の出を待ちわびる人   夜の地球を こちら側から眺める 水平線からこぼれる オーラのような太陽の光を 目に焼きつけて   最初で最後の この瞬間 毎日が宝物   今 地球が輝く 詩:みなづき ※以…
オクターブは同じ音? エッセイ

オクターブは同じ音?

楽譜では、低いドと高いドは違うところに書きます。 低いドと高いドの間には、順番に「レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」があります。低いドの下や高いドの上にも同じように音が並んでいます。これはどうして、どちらもドって言うんでしょうか。これ以外にもドってありますか? これは、低音記号(へ音記号)のドと、高音記号(…
マイナス10よりプラス1 エッセイ

マイナス10よりプラス1

練習をしていて、「なかなかうまくいかないな。」「前回はできていたのに。」と思うこともよくあるでしょう。こういうことは、誰もが経験していることです。第一線で活躍している超一流のプロですら、まったく同じです。 前にもどこかでお話ししたことですが、人間はマイナスだと思うことにとても敏感です。自分のことも、…
「不」完全主義のススメ エッセイ

「不」完全主義のススメ

ぼくは、もともと完全主義ではありません。どうしても「出来ていない。」とか「足りない。」という意識に向いてしまう癖がありました。大人になって習い事を始めた方の中にも、そういう悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。それに加えて「人より」「他の人のほうが」と思ってしまうようです。 この出来ていない…
自分を生きる エッセイ

自分を生きる

人間って勝手なもので、春の若葉に感動したり、秋の紅葉に風情を感じたりするものです。 何がいいか悪いかっていうのは、その時々の人の感情に支配されています。 そして、それに対して一喜一憂するのも人間です。 結局は自分の中にどういう価値観を持つのかということです。これを「自分軸」と言ったりします。 20代…
いちばんの先生は自分自身 音楽

いちばんの先生は自分自身

先生の教えを大切にすることはいいことです。それは自分を活かすことにつながるでしょう。 レッスンを習ったり、大学で授業を受けたり、プロになるための手ほどきを受けた経験を持つ方もあるでしょう。 音楽に限らず、教えていただいた方の思いを大切にすることは意味があることです。 ただ時々、いや、割とひんぱんに、…
音の羅列は念仏に近づく エッセイ

音の羅列は念仏に近づく

念仏って、とてもありがたい言葉のはずなのに、どうしてあんなに単調に聞こえるんでしょうか。 それは、聞いただけでは意味がわからない。まるでよく知らない外国語のように聞こえるからではありませんか。 よく知らない、耳にあまり馴染みのない外国語は、何を言っているのかわかりませんし、ずっと同じように聞こえるの…
練習しなければならぬという呪文 エッセイ

練習しなければならぬという呪文

音楽に限らず、何をするにしても練習は必要です。時間があれば練習するに越したことはありません。ぼくが10代20代の頃は、「1日練習しなければ、取り戻すのに3日かかる。」と言われたものです。音楽の世界では、早期教育が効果的ということもよく言われます。「3歳からやって、大学を出た人にはかなわない。」と思わ…
和音を知ると音楽が聞こえてくる エッセイ

和音を知ると音楽が聞こえてくる

「メロディにはなじみがあるんだけど、グループで演奏するメロディ以外のパートの演奏にはなじめないところがあります。それで、グループ演奏をむずかしく感じてしまいます。」 「楽譜を見ながら教えてもらって、練習すればなんとなくできるようになるんだけど、いざメロディと一緒に演奏すると、『合っているの?これ?』…