オカリナの吹き方
2024年10月17日
2024年11月5日
オカリナの本体から、ニョキッと突き出して見える部分を吹口(ふきくち)といいます。この吹口に唇を当てて息を吹き込めば、誰でも簡単に音が出せます。
吹口を正面から見ると、細くて平たい、小さな穴が開いています。これは、吹き込んだ息が、そのまま細く平たく、少しずつ出ていくように作られているからです。
楽器には10個くらいの穴が開いています。これは指先で押さえて塞ぐための指穴です。穴を塞いだり、開けたりすることで「音程(トーン)」が変えられるので、「トーンホール」と呼ぶこともあります。
オカリナを吹くときは、左手は手のひらや指先が自分のほうを向きます。右手は、その反対に手のひらや指先が前を向きます。指先で1個ずつ穴を閉じて、10個の穴を全部閉じたときに「ド」の音が出ます。右手の小指から順番に穴を開けると「ドレミ」の音階が吹けます。ただし、左手の小指は穴を塞いだままにしておきます。
下の楽譜は、左から順に「ミファソラシドレ」という、音のつながりになっています。ぼくのレッスンでは、毎回このような音階を吹いて、息と音程を確かめます。
この練習のあとは、もう一度、最初のミの音を確認します。このあたりの息遣いが、他の音を吹くときにも基準になります。ミーレードーと、低い音を確認します。最初のうちは、低いドの音は、なかなか出せません。二人以上で吹くと、音程が合わないことに気づくでしょう。さらに低い音は、この時点では練習しません。
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