メトロノームとチューナー
スマホが普及したおかげで、スマホやタブレットを持っていれば、わざわざ専用の高価な機器を購入しなくても、無料のアプリを使えば、スマホやタブレットが高機能なメトロノーム、チューナーに早変わりします。なんていい時代になったのでしょう。
メトロノームとの付き合い方
「メトロノームを使って、曲のテンポを合わせる。」でもちろん間違いないです。楽譜に「音符=数字」が書いてあったら、その数字をメトロノームにインプットして練習をするというのが一般的です。
もしそのテンポが速いと感じるなら、半分の数字を目安にゆっくり練習して、徐々にテンポを上げてみてください。あるいは、同じことなんですが、指定のテンポが四分音符で120なら、八分音符で120とカウントして練習して、同じように徐々にテンポを上げていきます。
この「徐々にテンポを上げていく。」という機能を持ったアプリもたくさんあります。便利ですね。
常に意識してほしいのは「メトロノームに合わせる。」のではなく、「メトロノームのテンポをカラダで感じて、そのカラダのテンポに合わせる。」ことです。あくまで、カラダのテンポが中心になるようにします。メトロノームと完全に一致させようと思うあまり、カラダのテンポが固くなってしまうようだと、テンポを上げていくに従い、ガチガチにカラダに力が入ってしまう結果になります。その結果、力の入った演奏法が身についてしまいます。
チューナーとの付き合い方
チューナーに音程を合わせるのではなく、「今出ている音程がどうか、結果を見るもの」と覚えておいてください。チューナーに合わせようとしてはいけません。
まず、音を出す前に、これから出そうとしている音のイメージを思い浮かべてください。うまく思い浮かべられないという方は、実際に声に出してみましょう。そして、そのイメージどおりに出た音の音程をチューナーで確認します。もし高いか低いか、合っていないときは、何がどうだったのかを考えます。例えば息が強かったと考えたのなら、息を少し抑えてみましょう。指穴がちゃんとふさがっているか、カラダや指先に力が入っていないか、考えられることをひとつひとつ点検してみましょう。
真ん中ぴったりが必ずしも正解ではありません。自分で心地良い音をイメージするようにしてください。
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