楽器にどれだけ触るか
2025年4月11日
2025年4月12日

プロの演奏家など、楽器演奏が日常になっている方はともかく、月に数回程度レッスンを受けている方にとっては、日常楽器に触る機会は少ないと思います。
実際にレッスンの度に「すいません。練習していなくて。」と言われる方がおられます。
「宿題を出してほしい。」と言われる方もいます。
ぼくは具体的な宿題を出しません。課題は一人ひとり違います。そして、それに対する評価も様々です。宿題を出してしまうと、ある程度のレベルを設定して「良い」「悪い」の線引きをしなければなりません。そういったレベル設定はあまり役に立ちません。
もちろん、レッスンですから、具体的な指摘はします。その中で「こうしましょう。」というようなことは伝えているはずです。生徒さんの中には、ぼくが指摘する前に、ぼくの表情から課題を読み取る方もいます。そんなときは、ぼくはただ苦笑するだけです(笑)
ぼくが「楽器に触ってください。」と言っているのは、そのままの意味で「ただ楽器に触るだけでもいいよ。」ということです。
極端な話、楽器に意識を向けるだけでも構いません。もし楽器に触れないで離れてしまうと、意識を向け続けることはできないでしょう。恋愛をイメージしてみてください。1週間会わなくて忘れられるなら、それは本当の恋愛ではないでしょう。楽器に恋して、音楽を愛してほしい。先生なんか二の次で構いません。
どの楽器でも、触ることで感覚が育っていきます。その感覚を育てるためには、イメージすることと、手になじむことが必要です。この感覚は、年齢に関係なく育っていきます。
もう一度、伝えますね。
ただ楽器に触るだけ、でもいいです。触ってください。
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